Clare Valley

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Wednesday, November 16, 2011

今年のうちに来春の花粉症対策

日本気象協会が発表した来春のスギ・ヒノキなどの花粉飛散量予測(第1報)によると、今春と比べると少ないが、例年と比べると多くの地域で同じかやや多い見通し。今春のような大飛散にはならないが、例年通りの注意は必要と同協会は呼びかけている。そこで早くも花粉症対策に乗り出している人もいるようだ。

 東急ハンズ銀座店で衛生用品売り場を担当する中根美穂さん(35)は、「ブタクサなどによる秋の花粉症に悩む人も増えている。インフルエンザや風邪対策でマスクを買うときに予防的に花粉症対策用品を買う人も多い」と話す。

 マスクでは、効果は同じで色柄のものがおしゃれなため女性中心に売れており、仕事などでマスクがしにくい人はスプレーやジェルタイプと使い分ける人が多いそうだ。

 マスク携帯に便利なケースも登場。文房具のコクヨS&Tは、一昨年に企業向け防災用品として発売したマスクケースが、ウイルス・花粉症対策用品としての引き合いが強く、今月から小型タイプを投入した。

 マスクは花粉症の予防効果は高いが、症状が出てから使っても効果はない。発症してからの即効性が高い抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤は、効果が高いほど眠気などの副作用も強い。


イオニックプロターボで花粉対策


 大手ネット通販各社の花粉症対策商品として今春に売り上げトップを多く獲得した「ポレノン」は、果物や野菜に含まれる「ペクチン」とサケの白子に含まれる「核酸」が主成分。スプレーすると、ペクチンが花粉を吸着し、核酸がそれを固めるため眠くならずに花粉症を防ぐ。製造販売元のワイ,ズの佐藤晋取締役は、「特許庁の特許査定が終わり、年内にも特許が取得できる」と話す。

 今春の花粉大飛散で初めて花粉症を発症した人も多いといわれている。備えあれば憂いなしである。